弘布（読み）コウフ

デジタル大辞泉

こう‐ふ【^×弘布】

［名］(スル)「公布1」に同じ。

ぐ‐ぶ【^×弘布】

［名］(スル)仏語。仏法を世間に広めること。弘法ぐほう。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

こう‐ふ【弘布・洽カフ布】

〘名〙

① 広くひろがること。また、広めること。

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉四「兵卒を徴し、官吏を増し、或は資金を募りて、教育を弘布せんことを図り」

② 広く世間に知らせること。

※明治叛臣伝（1909）〈田岡嶺雲〉総敍「明治の維新は国民全体の上に文化の光明を洽布(カフフ)した」

ぐ‐ぶ【弘布】

〘名〙 仏の教えを世に広めること。仏法が世に広まること。

※浄土法門源流章（1311）大日本国浄教弘通次第「昔百済仏法創伝_二日域_一。大唐仏宗次伝_二此国_一。三論法相弘_二布世間_一」

出典　精選版 日本国語大辞典