弥次郎(読み)アンジロー

デジタル大辞泉 「弥次郎」の意味・読み・例文・類語

アンジロー(Anjiro)

日本人最初キリスト教徒薩摩さつまの人。マラッカザビエルに会って入信、天文18年(1549)ザビエルを案内して帰国し、各地伝道。のち迫害に遭って中国に渡ったと伝えられる。「弥次郎」とも当てる。生没年未詳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弥次郎」の意味・わかりやすい解説

弥次郎
やじろう

16世紀頃の日本最初のキリシタン信徒。弥二郎とも書く。南蛮文献にはアンジロウと記されている。薩摩の人。殺人の罪を犯し,天文 16 (1547) 年ポルトガル船でマラッカに密航し,F.ザビエルの教えを受け,受洗した。同 18年ザビエルに同道して薩摩に上陸,各地に伝道。ザビエルの離日後,迫害を受け同 20年八幡船 (ばはんせん) に投じ,中国に渡りニンポー (寧波) 付近で殺されたという。

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デジタル大辞泉プラス 「弥次郎」の解説

弥次郎

古典落語演目ひとつ。「うそつき弥次郎」「革衣」とも。四代目橘家円蔵、三代目三遊亭金馬が得意とした。オチは地口オチ。主な登場人物は、うそつき。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弥次郎」の解説

弥次郎 やじろう

アンジロー

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旺文社日本史事典 三訂版 「弥次郎」の解説

弥次郎
やじろう

アンジロー

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