デジタル大辞泉
「張り」の意味・読み・例文・類語
はり【張り】
[名]
1 引っ張ること。また、その力の程度。「糸の張りを強くする」
2 引き締まっていること。みずみずしく、力強いこと。「張りのある声」「張りのある肌」
3 気持ちなどの充実。物事を行おうとする意欲。張り合い。「生活に張りをもたせる」「生きる張りをなくす」
4 自分の意志を押し通す、強い気持ち。意地。
「京の女郎に江戸の―を持たせ」〈浮・一代男・六〉
5 女を手に入れようとつけねらうこと。
「色男これにて縁切。…もうよもや―には歩けめえ」〈滑・浮世床・二〉
6 《tense》音声学の用語。母音の発音における舌の緊張度。例えば日本語の「ウ」は英語の「u」などに比して舌の位置も低く、唇の突き出しも少なく、従ってはりが弱い。
[接尾]助数詞。
1 蚊帳・提灯・テント・幕などを数えるのに用いる。「行灯一張り」
2 弓・琴など、弦を張った類のものを数えるのに用いる。
[類語](3)張り合い
ばり【張り】
[接尾]
1 人数を表す語の下に付いて、その人数によって弓の弦が張られるという意を表す。多い人数で張る弓ほど強い弓ということになる。「十人張りの弓」
2 名詞や人名を表す語の下に付いて、それに似ている、または、それに似せているという意を表す。「西鶴張りの文」「左翼張りの主張」
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張り
建物で飛び出している部分のこと。反対に凹んでいる部分を「欠け」という。張りの基準は流派によって様々だが、張り出している部分が1/3以下であるなら「張り」、それ以上なら反対側を「欠け」とみなす。
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