強か(読み)シタタカ

デジタル大辞泉 「強か」の意味・読み・例文・類語

したた‐か【強か/健か】

[形動][文][ナリ]
粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。「世の中を―に生きる」「―な相手」
強く、しっかりしているさま。「―な後見役」「―な造りの家」
強く勇猛であるさま。
「力が強く勇気があって―な豪傑である」〈魯庵社会百面相
程度がはなはだしいさま。
「いと―なるみづからの祝言どもかな」〈初音
分量がたいへん多いさま。
「国の事など―に申し居たるさま見るに」〈夜の寝覚・一〉
[派生]したたかさ[名]
[副]
分量がたいへん多いさま。たくさん。「―食料を買い込む」
程度がはなはだしいさま。ひどく。「―腰を打つ」「―酔う」
[類語]忍耐強い我慢強い辛抱強い粘り強い押しが強い根強い執念深い気丈夫筋金入り手ごわい七転び八起き打たれ強いしぶとい粘り腰

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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