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きょうど【強弩】 の 末(すえ)魯縞(ろこう)=に入(い)る[=を穿(うが)つ・=を貫(つらぬ)く]能(あた)わず
強い弓から放たれた矢も、最後のところでは魯国に産する薄い絹をつらぬくこともできなくなる。初めは強いものでも衰えては力がなくなり、何事もできなくなるたとえ。
英雄や
強国の
末路にいう。
強弩の末。
※文明東漸史(1884)〈
藤田茂吉〉
自序「所謂強弩の末勢魯縞を貫く能はざる者、固より言ふに足らざるなり」 〔漢書‐韓安国伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報