彌助(読み)やすけ

精選版 日本国語大辞典 「彌助」の意味・読み・例文・類語

やすけ【彌助】

〘名〙
① 「やすけずし(彌助鮨)」の略。転じて、握り鮨異称
たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉六「朝飯がすすまずば後刻(のちかた)に鮨(ヤスケ)でも誂へようか」
② 嘘(うそ)。いつわり。あてにならないこと。そらごと。〔物類称呼(1775)〕
男根の異称。
浄瑠璃・日蓮記児硯(1749)二「退(のき)をれ、彌助が耳ばやい、あたま上げたとつき付る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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