当が付く(読み)あたりがつく

精選版 日本国語大辞典 「当が付く」の意味・読み・例文・類語

あたり【当】 が 付(つ)

気持がかたむく。惚れる。
洒落本・箱まくら(1822)上「旦那さん、春さんにあたりがつきましたか」
見当がつく。手掛かりができる。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「誰とも当(アタ)りの付(ツカ)ざる故」

あて【当】 が 付(つ)

物事について、こうであろうという推測ができあがる。見当がつく。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「小みけの敵手と、多過ぎて当(アテ)がつかぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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