当参(読み)トウサン

デジタル大辞泉 「当参」の意味・読み・例文・類語

とう‐さん〔タウ‐〕【当参】

参集すること。参集したばかりであること。
平家に―して六波羅ろくはらに伺候す」〈盛衰記二一

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精選版 日本国語大辞典 「当参」の意味・読み・例文・類語

とう‐さんタウ‥【当参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 将軍大将などの許へ参集すること。また、その人。また、参集したばかりであること。
    1. [初出の実例]「所従之軍兵、当参已二万七千余騎也」(出典:吾妻鏡‐治承四年(1180)九月二九日)
  3. 中世訴訟のために鎌倉または京都に出頭すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「当参訴訟人事」(出典:近衛家本追加‐弘安七年(1284)八月一七日)
  4. 特定の場に参上すること。
    1. [初出の実例]「金堂衆 六時僧当参」(出典:醍醐寺新要録(1620))

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