普及版 字通 「彝(漢字)」の読み・字形・画数・意味
彝
18画
[字訓] のり・つね
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 会意
鶏に廾(きよう)(両手)を加え、羽交いじめにする形。その鶏血を以て清めた祭器を彝器という。器名としてはそのうちの酒器をいう。〔説文〕十三上に「宗の常なり」とし、字形について「糸に從ふ。糸はなり。廾(両手)は持、米は中の實なり。彑(けい)聲。此れと相ひ似たり」(小徐本)というが、秦以後の譌形によって説くもので、卜文・金文の字形に明らかなように、米・糸を含む字形ではない。
[訓義]
1. 祭器、酒器。
2. 祭器として定められたもので、のりの意となる。
3. 法則として用いる常法、つね。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕彝 ノリ・ツネ・チカシ・トモ・ヒツ
[熟語]
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[下接語]
宗彝・尊彝・鼎彝・匪彝・秉彝・民彝
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報