形勢(読み)ケイセイ

デジタル大辞泉 「形勢」の意味・読み・例文・類語

けい‐せい【形勢】

変化する物事の、その時その時の状態勢力関係。「形勢が逆転する」「形勢不利」
[類語]様子状態状況情勢動静動向様相気配模様態様具合ぐあい概況容体調子傾向傾き気味性向趨勢すうせい趨向すうこう流れ大勢たいせい動き大局成り行き旗色トレンド有りさま有りよう性状事態雲行き風向きシチュエーション

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精選版 日本国語大辞典 「形勢」の意味・読み・例文・類語

けい‐せい【形勢・景勢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 景物かたちや大きさ、また、おもむきなど。ぎょうせい。
    1. [初出の実例]「渡御川原院。歴覧山河形勢」(出典古事談(1212‐15頃)一)
  3. 変化する物事の、その時その時の状態や勢力の関係。なりゆき。情勢。ぎょうせい。
    1. [初出の実例]「若不請者、随形勢而廻思慮」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・請修餝美福門額宇告弘法大師文〈大江以言〉)
    2. 「二人の言は内外の景勢を説て毫末も漏らすことなく」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔史記‐劉敬伝〕

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普及版 字通 「形勢」の読み・字形・画数・意味

【形勢】けいせい

形と勢い。〔唐会要三五書法〕(太宗)嘗(かつ)て臣に謂ひて曰く~我今、古人の書を臨するに、殊に其の形勢を學ばず、惟だ其の骨力を求むるに在り。骨力を得るにんで、形勢自ら生ずるのみ。

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