彫上(読み)ほりあげ

精選版 日本国語大辞典 「彫上」の意味・読み・例文・類語

ほり‐あげ【彫上】

〘名〙
彫物印刻などで、模様文字を高く、地を低く彫ること。おきあげ。うきぼり。〔最新百科社会語辞典(1932)〕
② (比喩的に) ある物事をうきぼりにすること。
人間と真実の問題(1938)〈窪川鶴次郎〉続・島木健作論「主人公人間像の彫(ホ)り上げや」
③ 彫り終わること。

ほり‐あ・げる【彫上】

〘他ガ下一〙 ほりあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 彫って、うきぼりにする。また、彫り終える。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② (比喩的に) ある物事をうきぼりにする。
近代文学運命(1947)〈中野好夫〉「その平凡な市井瑣事から永遠の性格像の典型が彫り上げられた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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