彫虫篆刻(読み)ちょうちゅうてんこく

精選版 日本国語大辞典 「彫虫篆刻」の意味・読み・例文・類語

ちょうちゅう‐てんこく テウチュウ‥【彫虫篆刻】

〘名〙 (漢の揚雄が、若いころは美麗な賦を好んでつくったが、のち、それは虫をほったり、飾りをきざんだりする子どもの遊びのようなことであるとして、賦をすてたという「法言吾子」に見える故事から) 文学上の細かな技巧。また、些末な文学・学問を卑しめていうことば。
※惺窩文集(1627頃)続・序「愧彫虫篆刻栄後昆」 〔顔氏家訓文章

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