役割番付(読み)やくわりばんづけ

精選版 日本国語大辞典 「役割番付」の意味・読み・例文・類語

やくわり‐ばんづけ【役割番付】

〘名〙 歌舞伎で、出演する役者順位狂言名題・役人替名(配役)などを記したもの。京坂では一枚摺り(古くは二枚のものも)であったが、江戸では三枚綴りで、紋番付・通し番付と呼んだ。芝居茶屋から売り出された。
戯場訓蒙図彙(1803)一「まだ夜ふかた頃より新狂言役わり番付と呼はりてうりあるく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の役割番付の言及

【番付】より

…いわゆる〈顔見世番付〉である。続いて興行ごとの演目や配役を知らせる〈辻番付〉や〈役割番付〉が刊行される。また演目の内容を絵にした〈絵本番付〉もある。…

※「役割番付」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android