役場(読み)ヤクバ

デジタル大辞泉 「役場」の意味・読み・例文・類語

やく‐ば【役場】

町長村長地方公務員事務を扱う所。また、その建物。「町役場」「村役場
公証人などが事務をとる所。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「役場」の意味・読み・例文・類語

やく‐ば【役場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 公務員が一般にその事務を行なう所。また、その建物。町村役場公証人役場など。
    1. [初出の実例]「公証人は司法大臣の指定したる地に其の役場を設くへし」(出典:公証人法(明治四一年)(1908)一八条)
  3. 晴れの場所。公の重要な場所。特に、江戸時代、鳶の者が火事場をさしていう。
    1. [初出の実例]「あいつが一と思ったが、役場(ヤクバ)へ出なんだわえ」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)二番目)
  4. 江戸時代の劇場で、狂言内容を監視する役人のために設けた席。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android