役目(読み)ヤクメ

デジタル大辞泉 「役目」の意味・読み・例文・類語

やく‐め【役目】

役として成しとげなければならない仕事。役としての務め。「いやな役目を負わされる」→御役目おやくめ
[用法]役目・役割――「子供が独立して親の役目(役割)も終わった」「秘書としての役目(役割)を果たす」など、なすべき務めの意では相通じて用いられる。◇「役目」の方が口頭語的で、「雨戸の開け閉めは子供の役目だ」「花子の役目はポチにえさをやることだ」のように、日常生活の中でしなければならない仕事については多く「役目」を用いる。◇「役目」は、なすべき務めとそれに伴なう立場を含めていうことがある。「自治会長の役目を退く」◇「役割」はやや文章語的で、「彼はクラス担任としての役割を十分に果たせなかった」のように、組織や団体の中で果たすべき任務の意で用いることが多い。◇「この薬の発見は医学進歩に大きな役割を演じた」のように「役割」は「役目」に比べて仕事の成果をも含めて用いることがある。
[類語]役割役所お役役回りひと役勤めにん任務義務責任責務本務使命役儀ぶん本分職分職責責め課業日課

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精選版 日本国語大辞典 「役目」の意味・読み・例文・類語

やく‐め【役目】

  1. 〘 名詞 〙 役として務めなければならない事。与えられた仕事。職責。職分。役儀。
    1. [初出の実例]「外様の番所に替らぬ役目(ヤクメ)を承はり、初知行三百石」(出典浮世草子武道伝来記(1687)三)

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