待機合格者(読み)タイキゴウカクシャ

デジタル大辞泉 「待機合格者」の意味・読み・例文・類語

たいき‐ごうかくしゃ〔‐ガフカクシヤ〕【待機合格者】

公認会計士試験(短答・論文式)に合格しても、必要な実務経験を満たすことができず、資格を取得できない人。→就職浪人2
[補説]公認会計士の資格を取得するには、短答・論文式試験に合格後、監査法人や会計事務所に就職して2年間以上の実務経験を積む必要がある。一般企業など社会の幅広い分野でより多くの公認会計士が必要になるとして、平成18年(2006)から合格基準が引き下げられ、合格者が2~3倍に増えたが、実際には採用数が伸びず、待機合格者が増えた。平成23年度(2011)以降は合格者数が以前の水準まで絞り込まれ、状況は改善された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android