律呂三十六声(読み)りつりょさんじゅうろくせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「律呂三十六声」の意味・わかりやすい解説

律呂三十六声
りつりょさんじゅうろくせい

三味線楽譜。『律呂三十六声麓之塵』ともいう。享保 17 (1732) 年出雲路和泉板行。泉南興津浜漁翁の序文と佐野興津浜農父の跋文がある。のちの深草検校 (16登官) である野崎検校の門弟信都 (のぶいち) の伝える地歌長歌曲 15曲の譜を収録。イロハのかたかなによって三味線の勘所を記譜した方式の最初のもの。

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