後の後の千次郎(読み)あとのあとのせんじろう

精選版 日本国語大辞典 「後の後の千次郎」の意味・読み・例文・類語

あと【後】 の 後(あと)の千次郎(せんじろう)

  1. 縦に並んで、それぞれ前の子の帯に手をかけて長く連なり、中腰でにじり歩く子供の遊びの一つ先頭の子が、「いもむしころころ、ひょうたんぽっくりこ」というと、後に続く子が、「あとのあとの千次郎」と唱えながら行く。いもむしころころ。転じて、動作が人より遅いことのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「げいしゃ十四人、あとのあとの千次郎のやうにならぶ」(出典:洒落本・客衆一華表(1789‐1801頃)富岡之套)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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