後乗・跡乗(読み)あとのり

精選版 日本国語大辞典 「後乗・跡乗」の意味・読み・例文・類語

あと‐のり【後乗・跡乗】

〘名〙
行列などに供奉(ぐぶ)して、最後騎馬で行くこと。また、その人。⇔先乗り
※雑俳・柳多留‐初(1765)「跡乗の馬は尾斗(ばかり)ふって居る」
後陣となって城に乗り入れること。
武家名目抄(19C中か)軍陣部「愚耳旧聴記云〈略〉雑兵五六百にて、跡乗をぞしたりける」
③ つきしたがって援助すること。あとおし。
※湯武論(1718)「なぜ其様な不義をだまって居て、あまつさへ武王の跡乗をせられたぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android