後亀山天皇陵(読み)ごかめやまてんのうりよう

日本歴史地名大系 「後亀山天皇陵」の解説

後亀山天皇陵
ごかめやまてんのうりよう

[現在地名]右京区嵯峨鳥居本小坂町

小倉おぐら山の東北麓、奥嵯峨おくさがにあり嵯峨小倉陵という。天皇は、後村上天皇第二皇子で、母は嘉喜門院勝子。弘和三年(一三八三)南朝最後の天皇として即位。明徳三年(一三九二)一二月、両朝の合一により入洛、太上天皇の尊号を受けて大覚だいかく寺を仙洞としたが、小倉山東麓の小倉殿おぐらどのに閑居し、応永三一年(一四二四)四月一二日、小倉殿で死去。

小倉殿については不詳だが、天皇の没後浄土宗福田ふくでん寺となったという(拾遺都名所図会)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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