後塵(読み)コウジン

デジタル大辞泉 「後塵」の意味・読み・例文・類語

こう‐じん〔‐ヂン〕【後×塵】

人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこり。
[類語]ちりごみ塵芥ちりあくた塵芥じんかい粉塵黄塵砂塵塵埃

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精選版 日本国語大辞典 「後塵」の意味・読み・例文・類語

こう‐じん‥ヂン【後塵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 車馬などが走り過ぎたあとにあがる土ぼこり。
    1. [初出の実例]「走り過ぎた後塵の中に立って自動車の後姿を物珍らしげに見送る位のものだった」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉明治時代の学生生活)
  3. おくれをとること。見劣りがすること。
    1. [初出の実例]「老来争不芳辰、蓮府閑遊従後塵」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)八・春日遊長楽寺〈大江匡房〉)

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普及版 字通 「後塵」の読み・字形・画数・意味

【後塵】こうじん(ぢん)

先行の車馬の塵。人の後に従うこと。晋・張協七命、八首、八〕下に封すべきの民り。上に大なる哉(かな)の君り。余(われ)不なりと雖も、ふ、後塵を(つ)がん。

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