後方・脚辺(読み)あとべ

精選版 日本国語大辞典 「後方・脚辺」の意味・読み・例文・類語

あと‐べ【後方・脚辺】

〘名〙 (古くは「あとへ」)
① 寝ている足の方。⇔枕辺(まくらべ)
書紀(720)神代上「頭辺(まくらへ)匍匐(はらば)ひ、脚辺に匍匐ひて哭泣(なきいさち)流涕(かなしび)たまふ。〈略〉脚辺、此をば阿度陛(アトヘ)と云ふ」
後方。しりえ。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)五「キャアッと声たて一度に後方(アトベ)筋斗(とんぼがへる)拍子に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android