デジタル大辞泉
「後薬」の意味・読み・例文・類語
のち‐ぐすり【後薬】
将来に薬となること。あとで身のためになること。また、そのようなもの。
「女郎の―とて折ふしの送り小袖」〈浮・敗毒散・二〉
あと‐ぐすり【後薬】
《病人が死んだあとの薬の意から》物事がすんでから処置しても意味のないことのたとえ。
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のち‐ぐすり【後薬】
〘名〙
① あとあとのために薬となること。あとで身のためになること。また、そのもの。
※
俳諧・新続犬筑波集(1660)一〇「鉄炮もやめん
後世こそのちくすり 身もかりびとのいかに
殺生〈可申〉」
② 死んだあとの薬。物事の済んだ後から処置しても
効果のないことのたとえ。あと
ぐすり。
あと‐ぐすり【後薬】
〘名〙 病人が死んだ後の薬。物事が済んでから処置しても効果のないことのたとえ。のちぐすり。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報