後藤紀一(読み)ゴトウキイチ

デジタル大辞泉 「後藤紀一」の意味・読み・例文・類語

ごとう‐きいち【後藤紀一】

[1915~1990]小説家日本画家。山形の生まれ。京都友禅図案を学び、山形に工房を開く。日本画で日展入選。「少年の橋」で芥川賞受賞。他に「村の陽だまり」など。

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20世紀日本人名事典 「後藤紀一」の解説

後藤 紀一
ゴトウ キイチ

昭和・平成期の日本画家,詩人,小説



生年
大正4(1915)年1月17日

没年
平成2(1990)年9月11日

出生地
山形県東村山郡山辺町

学歴〔年〕
高小卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第49回)〔昭和38年〕「少年の橋」

経歴
友禅図案家・北井紅華に師事し、山形で図案工房を開く。日本画家として昭和27年日展入選。一方で「無窮動」「童会」を創刊、また「山形文学」同人となる。38年「少年の橋」で芥川賞を受賞。その他の作品に「林の陽だまり」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「後藤紀一」の解説

後藤紀一 ごとう-きいち

1915-1990 昭和-平成時代の日本画家,小説家。
大正4年1月17日生まれ。京都で友禅の図案をまなび,郷里の山形県で図案工房をひらく。昭和27年日本画で日展初入選。また「山形文学」同人となり,小説「村の陽だまり」などを発表する。38年「少年の橋」で芥川賞。平成2年9月11日死去。75歳。

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