徒前(読み)たださき

精選版 日本国語大辞典 「徒前」の意味・読み・例文・類語

ただ‐さき【徒前】

〘名〙 (手の先の意) 鷹飼の語で、鷹の左半身のこと。鷹狩りで、鷹を左の手に据えた時、その左側が手の先の方に位置するところからいう。たなさき。
藻塩草(1513頃)一〇「たたさき たなさき共云、たたさきの羽」

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