徒軍(読み)かちいくさ

精選版 日本国語大辞典 「徒軍」の意味・読み・例文・類語

かち‐いくさ【徒軍・歩軍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬に乗っていない兵士徒武者(かちむしゃ)ほへい。⇔馬軍(うまいくさ)
    1. [初出の実例]「軍を悉して来り追ふ。乃ち奇兵を縦(はなちいだ)して、歩(カチイクサ)(〈別訓〉カチツハモノ)騎(むまいくさ)(はさ)み攻めて、大に破りつ」(出典日本書紀(720)雄略八年二月(前田本訓))
  3. 徒歩武者の戦い。歩兵戦。⇔馬軍

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android