徒髪(読み)いたずらがみ

精選版 日本国語大辞典 「徒髪」の意味・読み・例文・類語

いたずら‐がみ いたづら‥【徒髪】

〘名〙
襟足(えりあし)のあたりなどに垂れ下がった髪の毛。おくれ毛。
談義本・風流志道軒伝(1763)三「ゑりの白きに、いたづら髪のふりかかれるも」
② まにあわせに自分の手で結い上げた髪。めかす気もなく束ねた髪。いたずらわげ。
※浄瑠璃・裙重浪花八丈字(1769)六「徒髪(イタツラガミ)にとめ伽羅の、浅き薫や香具屋の、花と成りしと聞くよりも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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