従士(読み)ジュウシ

デジタル大辞泉 「従士」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐し【従士】

供をする武士。供の侍。供侍ともざむらい
古代ゲルマンの主従制度で、有力者に付き従って奉仕する自由民。

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精選版 日本国語大辞典 「従士」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐し【従士】

〘名〙
① つき従うさむらい。供のさむらい。〔書言字考節用集(1717)四〕
② 古代ゲルマンの主従制度において、主君に奉仕すべく選ばれた未成年の自由民。

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普及版 字通 「従士」の読み・字形・画数・意味

【従士】じゆうし

従衛

字通「従」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の従士の言及

【従士制度】より

…古代のゲルマン人の国家(キウィタス)には,全自由人から構成される軍隊のほかに,いわば私的な軍事的主従制度があった。すなわち,自由人(若年の貴族も含まれる)が,首長や軍事能力にすぐれた者に誠実の宣誓をおこない,彼らの従士(ラテン語でcomes,ドイツ語でGefolge)となる慣行があり,この慣行を従士制度と呼ぶ。他人の従士となることはいささかも恥辱ではなく,身分の低下を伴うことはない。…

※「従士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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