得考之色(読み)とくこうのしき

世界大百科事典(旧版)内の得考之色の言及

【考課】より

…この毎年の評価を所定年数分ずつ総合して,叙位・昇進させる〈選叙〉に結びついて,官人の恒常的な昇進体系を形づくった。この考選の対象になる官人を〈得考之色(とくこうのしき)〉とよぶが,(1)内長上(中央諸司,大宰,国司の四等官クラス),(2)内分番(史生(ししよう)以下の中央下級職員,散位六位以下),(3)外長上(郡司四等官,軍毅,その他),(4)外散位(《延喜式》では外分番。国府に番上する地方下級職員,散位)に区分され,評定基準,等級に差があった。…

※「得考之色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android