得選(読み)トクセン

デジタル大辞泉 「得選」の意味・読み・例文・類語

とく‐せん【得選】

采女うねめの中から選ばれた者の意》御厨子所みずしどころ女官で、食膳および雑事に従事した女房。とくせに。
律令制で、考課対象となる官職

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精選版 日本国語大辞典 「得選」の意味・読み・例文・類語

とく‐せん【得選】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 御厨子所(みずしどころ)の女官の称。定員三人。食膳・雑事に従事した。采女(うねめ)なかから選ばれるところからいう。
    1. [初出の実例]「女孺多米宿禰当刀自女預得選」(出典:類聚国史‐四〇・采女・天長七年(830)四月甲辰)
  3. 令制で、考課の対象となる官職。

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