み‐い ‥ゐ【御井】
〘名〙 (「み」は
接頭語) 井を尊んでいう。水くみ場。
※
万葉(8C後)一・五二「
高知るや 天の
御蔭 天知るや 日の御蔭の 水こそば 常にあらめ 御井
(みゐ)の
清水」
おん‐い ‥ゐ【御井】
〘名〙 (「
おん」は接頭語) 神に供える米をとぐところ。また、
神社の
御手洗(みたらし)の所にある井。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
御井
みい
福岡県久留米市(くるめし)東部の一地区。旧御井町。高良(こうら)山にある筑後一宮(ちくごいちのみや)高良大社の鳥居前町であるとともに、宿場町で、古代には筑後国府が置かれた。現在は交通の便がよく、JR久大(きゅうだい)本線御井駅があり、都市化が著しい。
[石黒正紀]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例