御参(読み)おまいる

精選版 日本国語大辞典 「御参」の意味・読み・例文・類語

お‐まい・る ‥まゐる【御参】

〘他ラ四〙 (「まいる(参)」に接頭語「お」の付いたもの) 「くう(食)」「のむ(飲)」などの尊敬語。召し上がる。
四河入海(17C前)一「かまいて旅をめされば、只物をようをまいれと云てをしへて」
咄本醒睡笑(1628)六「大児役(おほちごやく)にそなたは二粒づつおまゐれ」

お‐まいり ‥まゐり【御参】

〘名〙 (「お」は接頭語) 神仏を拝みに行くこと。また、拝むこと。参詣
狂言記・骨皮新発意(1700)「檀那のお参りに機嫌とって寺をよう持たしめ」

ご‐さん【御参】

〘名〙 人を敬って、その人が参ることをいう語。参上なさること。
浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)一「今日御館へ御参は御無用」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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