御器所(読み)ごきそ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「御器所」の意味・わかりやすい解説

御器所
ごきそ

名古屋市昭和区西部の地区。旧御器所村。名古屋市の都市化が進むなかで、栄(さかえ)の都心にも近く、交通至便で快適な文教・住宅地として発展、地下鉄桜通線と鶴舞線の御器所駅がある。都市化以前は特産の御器所ダイコンの産地。先史・古代の遺跡古墳が多く、平安時代には土器(かわらけ)をつくり、南北朝時代には国衙領御器所保に含まれた。名古屋大学医学部、名古屋工業大学などがある。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android