御坂神社(読み)みさかじんじや

日本歴史地名大系 「御坂神社」の解説

御坂神社
みさかじんじや

[現在地名]徳地町大字岸見 東樋ノ口

南流する佐波川右岸に位置し、三条さんじよう山の東山麓にある。祭神大国主命・事代主命で、速玉之男命・道反大神を配祀する。旧県社。

創建年代は不明であるが、天平一〇年(七三八)の周防国正税帳(正倉院文書)に「御坂神社弐拾束祭春月料十束秋月料十束」とみえる御坂神社は、当社に比定されている。「三代実録」貞観九年(八六七)三月一〇日条に「周防国従四位下玉祖神、三坂神並授従三位、従五位下仁壁神従四位下」とみえ、三坂神と記され、従三位を授けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android