御城米(読み)ごじょうまい

精選版 日本国語大辞典 「御城米」の意味・読み・例文・類語

ごじょう‐まい ゴジャウ‥【御城米】

〘名〙 戦国時代から近世にかけて、領主が兵備用として各城に貯えた米。江戸時代になると、徳川氏京都大坂清水駿府甲府など幕府直轄の要地を始め、譜代の諸城に米を貯え有時に備えた。貞享年間(一六八四‐八八)の書上(かきあげ)によると、全国六八か所に四五万石余が貯えられていた。おしろまい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android