御差し(読み)オサシ

デジタル大辞泉 「御差し」の意味・読み・例文・類語

お‐さし【御差し】

江戸時代大名などの子に乳を差し上げるだけの乳母。差し乳母。
「―、抱き乳母、御乳おちの人」〈浄・丹波与作
《「御差し合い」または「御差し支え」の略》都合の悪いこと。
「―がござりまして出られません」〈洒・南門鼠帰〉
刺身」の美化語
比目魚ひらめの―が書抜き(=スグレタモノ)さ」〈伎・小袖曽我

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android