御座・御席・御在(読み)みまし

精選版 日本国語大辞典 「御座・御席・御在」の意味・読み・例文・類語

み‐まし【御座・御席・御在】

〘名〙 (「み」は接頭語。「まし」は動詞「ます(坐)」の連用形名詞化で、おいでになること、おられることの意)
天皇などの貴人が、おいでになること。
歌経標式(772)「美麻旨(ミマシ)する岡に蔭なしの梨を植ゑて生ほして蔭によけむも」
② 天皇などの貴人がすわるところ。
※法華義疏長保四年点(1002)四「此の如き人は、已に法の席(ミマシ)を離れたり」
③ 天皇などの貴人のすわるところに敷くもの。
書紀(720)天智九年三月(北野本訓)「山御井の傍に諸神(かみたち)の座(ミマシ)を敷きて、幣帛を班つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android