御所ノ内村(読み)ごしよのうちむら

日本歴史地名大系 「御所ノ内村」の解説

御所ノ内村
ごしよのうちむら

[現在地名]下京区七条御所しちじようごしようち北町きたまち中町なかまち西町にしまち本町ほんまち南町みなみまち

東は西塩小路にししおこうじ梅小路うめこうじ両村、西は川勝寺せんしようじ(右京区)紀伊きい西中にしなかの(現南区)、南は唐橋からはし(現南区)、北は西七条にししちじよう村に接する。平安京の条坊では右京八条二坊四保一〇町・一五町、同三保全部、八条三坊一保全部、同二保三町・六町北側、九条二坊一保一町・八町、同四保一〇町・一五町の地。村名について「京都府地誌」は「村民の説」として、「(上古)高貴ノ別業アリ。後人字シテ御所内ト称ス。或云、西八条院跡ト。或云、高倉天皇ノ御所跡ト。今田圃ニ内裏ノ内ノ字アリ」と記す。また「拾遺都名所図会」には「此地いにしへ高貴の別荘あり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android