御手伝(読み)おてつだい

精選版 日本国語大辞典 「御手伝」の意味・読み・例文・類語

お‐てつだい‥てつだひ【御手伝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 「てつだい(手伝)」を敬い、あるいは、丁寧にいう語。
    1. [初出の実例]「上杉が非力ななりで御手伝又大石にこまる弾正」(出典:鸚鵡籠中記‐元祿一六年(1703)一一月)
  3. 家事手助けをする人。「女中」というのをきらって改めた呼称。おてつだいさん。
  4. 江戸時代、幕府がその負担すべき禁裏造営修繕江戸城修理、諸河川および橋の普請などを、諸大名に行なわせたこと。
    1. [初出の実例]「此度尾州名古屋御城御普請等御手伝被命諸大名衆」(出典:編年録‐慶長一四年(1609)一一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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