御真影(読み)ゴシンエイ

デジタル大辞泉 「御真影」の意味・読み・例文・類語

ご‐しんえい【御真影】

高貴な人の肖像画写真を敬っていう語。
天皇皇后公式肖像写真宮内省から各学校に貸与され、校長責任で厳重に管理儀式に使用された。昭和20年(1945)の終戦時までの用語

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精選版 日本国語大辞典 「御真影」の意味・読み・例文・類語

ご‐しんえい【御真影】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. 高貴な人の肖像画や写真などを敬っていう語。
    1. [初出の実例]「親鸞聖人の御真影(ゴシンエイ)へ一度御礼申さんはいかにといひければ」(出典:妙好人伝(1842‐52)初)
  3. 昭和二〇年(一九四五)の第二次大戦敗戦まで、宮内省から各学校、官庁軍隊などに貸与した天皇・皇后の写真。各学校では、校長が直接、保管の任にあたり、四大節の儀式に奉拝の礼を行なった。
    1. [初出の実例]「今般、聖上御真影御下渡に付」(出典:郵便報知新聞‐明治七年(1874)一月一〇日)

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