御綱の次官(読み)ミツナノスケ

デジタル大辞泉 「御綱の次官」の意味・読み・例文・類語

みつな‐の‐すけ【御綱の次官】

平安時代行幸のとき、鳳輦ほうれんの綱を持つ役。多く近衛このえ中将少将が当たった。

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精選版 日本国語大辞典 「御綱の次官」の意味・読み・例文・類語

みつな【御綱】 の=次官(すけ)[=近衛(このえ)

  1. 行幸の際に、鳳輦(ほうれん)が動揺しないように屋根四隅蕨手(わらびて)につけた御綱もとに伺候する近衛の中将、少将。
    1. [初出の実例]「みつなのすけの中・少将、いとをかし」(出典:枕草子(10C終)二二一)

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