御誂(読み)おあつらえ

精選版 日本国語大辞典 「御誂」の意味・読み・例文・類語

お‐あつらえ‥あつらへ【御誂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 注文して作らせること。また、作らせるもの。
    1. [初出の実例]「綸旨をうけて此度の雲 夫月は御誂の鏡とぎ」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一〇)
  3. 希望どおりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「のちは〈略〉ほんまのゑいくゎの身となりけるぞ。おあつらへとびきりのめでたしめでたし」(出典:黄表紙・金々先生造化夢(1794))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android