御鍋(読み)オナベ

デジタル大辞泉 「御鍋」の意味・読み・例文・類語

お‐なべ【御鍋】

」の美化語
近世文芸作品下女の名としてしばしば用いられたところから》下女をいう俗語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御鍋」の意味・読み・例文・類語

お‐なべ【御鍋】

〘名〙 (「お」は接頭語)
① 鍋(なべ)をいう丁寧語
② 近世、女中名前として小説戯曲などにしばしば使われた語。転じて、女中や下女をいう俗語。おなべどん。おさんおさんどん
浮世草子好色二代男(1684)一「おなべがてて親で御座りますと申」

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