御題目(読み)オダイモク

デジタル大辞泉 「御題目」の意味・読み・例文・類語

お‐だいもく【御題目】

題目3」の美化語
口にするだけで、実質の伴わない主張。「お題目を並べただけで終わる」

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精選版 日本国語大辞典 「御題目」の意味・読み・例文・類語

お‐だいもく【御題目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「お」は接頭語 ) 日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経」の称。
    1. [初出の実例]「念仏多羅尼おだいもく一つごっちゃにしゃれかうべ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)
  3. 口先で唱えるだけで実質を伴わない主張。
    1. [初出の実例]「新体制のお題目は一体何のためにあれほど喧しく称へられたのであらうか」(出典:文化と政治(1941)〈津久井龍雄〉政治について)

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