御馳走様(読み)ごちそうさま

精選版 日本国語大辞典 「御馳走様」の意味・読み・例文・類語

ごちそう‐さま【御馳走様】

〘名〙 (形動) (「さま」は接尾語)
馳走になった者が礼としていう言葉多く食事のあとの挨拶(あいさつ)にいう。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「其節はいろいろ御馳走(ゴチサウ)さまになりまして」
男女の仲むつまじい様子をみせつけられたとき、その男女に対して、からかっていう語。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三「『仡度(きっと)睡らずに待ってゐるだらうと思ひますから』『おや、御馳走様(ゴチソウサマ)〈略〉』」

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デジタル大辞泉 「御馳走様」の意味・読み・例文・類語

ごちそう‐さま【御×馳走様】

[感]
ごちそうになった礼に述べるあいさつの語。
男女の仲のいいさま、のろけなどを見せつけられたりしたときなどに言う、皮肉を込めたりからかったりするあいさつの語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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