微忠(読み)びちゅう

精選版 日本国語大辞典 「微忠」の意味・読み・例文・類語

び‐ちゅう【微忠】

  1. 〘 名詞 〙 少しの忠義。また、自分が忠義を尽くしたことを、へりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「蘭尽微忠花裏傑、菊嫌尊号草中王」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦牡丹花〈藤原通憲〉)
    2. 「微忠(ビチウ)のほどは殿下にも能々知ろし召れつらん」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android