徳川礼典録

山川 日本史小辞典 改訂新版 「徳川礼典録」の解説

徳川礼典録
とくがわれいてんろく

江戸幕府儀礼制規に関する史料を集大成した書。和本39冊・付図2帙。1878年(明治11)岩倉具視(ともみ)が発案,明治天皇の内令をへて,松平慶永伊達宗城(むねなり)・池田茂政の協力と旧幕臣数人の助力によって編纂。81年完成。起案段階では制令を中心とした江戸幕府の沿革史を想定していたらしい。「幕府年中行事」12巻のほか,幕府の諸儀式・職制にかかわるものも収録。1942年(昭和17)上中下3冊・付図1帙に編集して刊行

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android