徳米(読み)とくまい

精選版 日本国語大辞典 「徳米」の意味・読み・例文・類語

とく‐まい【徳米・得米】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年貢を差引いて残った米。
    1. [初出の実例]「殖した所が、公債の利子や田地の得米(トクマイ)ぢゃ知れたものさね」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)
  3. 小作米
    1. [初出の実例]「金の貸付、徳米の取立、味噌醤油の仕込、何も角も切って廻して居る」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android