徳風(読み)トクフウ

デジタル大辞泉 「徳風」の意味・読み・例文・類語

とく‐ふう【徳風】

《「論語顔淵から》徳が人を感化することを風にたとえていった語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徳風」の意味・読み・例文・類語

とく‐ふう【徳風】

〘名〙
① 徳が人を教化していくさまを風にたとえた語。仁徳(じんとく)の感化。道徳の教化。
※和漢朗詠(1018頃)上「暗に苹(よもぎ)を食って身の色をして変ぜしむ 更に草に加ふる徳風に随うて来る〈紀長谷雄〉」 〔宋璟‐奉和聖製送張説巡辺詩〕
仏語極楽清風万徳を具する風。〔往生要集(984‐985)〕 〔無量寿経‐上〕

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普及版 字通 「徳風」の読み・字形・画数・意味

【徳風】とくふう

徳化。〔論語、顔淵〕子(し)、善を欲せば、民善にならん。君子は風なり。小人なり。之れに風を(くは)ふれば、必ず偃(ふ)す。

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