徴る(読み)ハタル

デジタル大辞泉 「徴る」の意味・読み・例文・類語

はた・る【徴る/債る】

[動ラ五(四)]請求する。強く求める。また、取り立てる。徴収する。
「恨みがましく答を―・れば」〈露伴・椀久物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徴る」の意味・読み・例文・類語

はた・る【徴・債】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 強く求める。請求する。催促する。また、とりたてる。徴集する。
    1. [初出の実例]「檀越(だにをち)や然もな言ひそ里長(さとをさ)課役(えだち)(はたら)ば汝も泣かむ」(出典:万葉集(8C後)一六・三八四七)
    2. 「若本命を債(ハタル)」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))
  3. 身を責める。
    1. [初出の実例]「殊更先祖代々より御恩を受、身をはたりても奉報事は不叶候」(出典:葉隠(1716頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android